「高品質」「短納期」「適正価格」のねじ・ボルト・締結部品の製造販売『有限会社山賀製鋲』。規格品から特殊部品まで少量からでも。

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わが社の事業は、ネジやボルトといった締結部品の製造販売です。

ネジは、私たちの身近な存在として活躍しています。 「自動車」、「建築」、「工作機械」、「精密機械」、「電気機器」、「電子機器」、「航空機」などといった産業で、さまざまなネジが使われているのです。工業製品が多い日本にとって、ネジが現在までに果たした役割は大きなものがあります。つまり、戦後の高度経済成長の影には、ネジ産業の貢献を欠かすことはできないのです。
実際には、多くの種類がネジが存在します。それだけ多くの用途でネジが使われていることが分かります。ここでは、わが社の取扱製品の一部を説明していきます。

わが社の事業は、ネジやボルトといった締結部品の製造販売です。

製品案内

特殊ネジ(SPECIAL SCREW)

当社では、お客様の要望に最大限お応えできるよう、特殊ネジを扱っております。上の写真は、これまでに製造した特殊ネジの一例です。

特殊ネジ(SPECIAL SCREW)
溶接ボルト(WELD BOLTS)

溶接ボルトは、ウエルドボルト(weld bolt)とも一般にいわれています。
溶接ボルトの特徴は、頭部の裏側である座面に溶接用の突起部が設けられている点です。溶接ボルトを鉄板に固定して高電圧をかけると、座面の突起が瞬間的に溶接されるため、固定を確かなものにします。

溶接ボルト(WELD BOLTS)
アプセットボルト(UPSET BOLTS)

アプセットボルトは、頭部を六角形もしくは四角形にすると同時に、凹み部分を成形したボルトです。さらに、アプセットボルトには十字穴付きなどを備えられるため、さまざまな工具を使用できます。非常に使い勝手の良いねじといえます。

アプセットボルト(UPSET BOLTS)
リベット(RIVETS)

リベットは、頭部の片側にやや直径の大きな頭がついており、穴に軸部を差し込んでから頭のない軸部をつぶして固定します。そのため、リベットは一度締結すると容易に取り外しができないのが特徴です。

リベット(RIVETS)
フランジ付き六角ボルト(HEXAGON FLANGE BOLTS)

フランジ付き六角ボルトは、頭部座面に円形のツバが付いた六角ボルトです。

フランジ付き六角ボルト(HEXAGON FLANGE BOLTS)
角根丸頭ボルト(CUP HEAD SQUARE NECK BOLTS)

角根丸頭ボルトは、丸頭の形で、その裏側に四角い部分を持っています。用途としては、あらかじめ相手の材料に四角穴を開けたり、材料の角に引っかけることでボルトの回転を止めます。

角根丸頭ボルト(CUP HEAD SQUARE NECK BOLTS)
小ネジ各種(HEAD SCREW)

わが社では、なべ小ねじ、皿小ねじなどの十字穴付き小ねじを扱っております。

小ネジ各種(HEAD SCREW)

製造工程

ネジが出来上がるまでには、ネジの材料が必要です。素材を必要な太さにする作業を「伸線」といいますが、わが社ではこの伸線された材料を仕入れ、ネジの製造を行っています。 ネジ製造の工程は、次の図の通りです。近年、品質管理の重要性が高まっていることから、「検査工程」では「画像選別機」をとり入れ、形状および寸法確認を行っています。

基本工程の詳細
第1工程:圧造
第1工程:圧造

圧造とは、ネジ部品の頭や軸部を加工する方法のことです。材料を一定の長さに切断し、プレス加工(パンチとダイスを用いる)を施すことでネジの頭部を成形していきます。 圧造の特徴は、1回でプレス加工して圧造の完成品をつくろうとすると、形状が不安定になります。これではネジにばらつきがでて、完璧なものをつくることはできません。そのため、ネジの「予備成形」をつくって「仕上げ成形(圧造の完成品)」に仕上げる必要があるのです。

圧造作業者は、ネジの各寸法(頭部の外径や厚さなど)を確認しながら段取りを行うわけですが、それでも作業者本人による寸法の確認だけではミスが生じかねません。 品質管理の観点から、段取りが終了して機械を動かし始めたらすぐに、別の第三者(転造責任者)が検査を行っています。

第2工程:転造
第2工程:転造

転造とは、ねじに見られるねじ山を成形する加工方法のことです。転造用のダイス(ネジ溝を切った金型)を用いて、圧造工程で出来上がる頭部が成形された仕掛品に、ねじ山を成形していきます。
ネジ山の成形には、さまざまな方法があります。大きく分けて、「切削」、「転造」とありますが、規格品をはじめほとんどのネジは転造によって加工されています。わが社でも、転造機を使ってネジ山を成形しています。

圧造工程と同様に、段取り終了後、すぐに第三者(圧造責任者)が検査を行っています。このように、品質管理には第三者の視点を取り入れることで、作業の慣れから生じる失敗を減らそうとしています。

第3工程:脱脂
第3工程:脱脂

転造工程まででできあがった完成品は、油まみれの状態です。これを遠心分離機と呼ばれる機械で油を振りきります。これが脱脂の工程です。 遠心分離機には、振り切ったネジが残っている場合があります。もしネジが残っている状態で次のネジを脱脂してしまうと、古いネジが混在してしまい、お客様に多大な迷惑を掛けてしまいます。必ず、脱脂の後は作業者と第三者がネジの残りがないか確認しています。

第4工程:検査
第4工程:検査

以前にくらべて、品質管理の徹底の必要性が高まっています。より一層、お客様に安心していただけるよう、さまざまな工夫をしています。ローラー選別機による選別に加え、ここ最近では、画像選別機による検査を導入しました。
画像選別機によれば、ネジの寸法をさまざまな角度から測定し、不適合品を排除することが可能です。

第5工程:梱包・出荷
第5工程:梱包・出荷

以上の工程を経て、品質に問題がない製品を梱包し、お客様のもとにお届けします。
品質管理には、日頃の作業中に習慣として行う細かな点(5S活動など)もあります。これらを品質マネジメントシステム(わが社ではISO9001)のなかに組み込むことで有効に運用し、不良品を出さないよう、日々全力を挙げているところです。

品質管理

品質管理への姿勢

製造業にとって常に求められているのが、「品質管理(quality control)」です。日本の製品が世界的に高品質で有名なのは、品質管理活動がしっかりと行われているからでしょう。もちろんわが社でも、品質管理に対する徹底を怠ることなく日頃から行っています。
お客様と取引をするからには、製造する側の目線から製造すべきでありません。お客様目線にたち、不具合のない製品をつくりつづけることが何よりも大事です。
しかし、どの製品も高品質なものをつくりつづけることは、簡単なことではありません。品質が一定に保たれるための仕組み作りからスタートし、業務効率の向上や不具合品の発生を防ぐための改善活動が常に行われなければならないのです。常に何かしらの問題や課題があるとの立場から、品質管理に取り組んでいます。

山賀製鋲 品質の追求3か条
品質方針

わが社では、次の3点を品質方針として掲げ、全社的に取り組む体制を整えています。

  • 顧客のニーズと期待に応えたものづくりとサービスを最善の努力と技術を駆使して提供する。
  • 品質マネジメントシステムの要求事項を全社一丸となって満たし、その有効性を継続的に改善することにより、顧客満足を獲得する。
  • 当社の挑戦的部門目標の達成に向けて必要な資源を確保する。

わが社では、次の3点を品質方針として掲げ、全社的に取り組む体制を整えています。

品質マネジメント

わが社では、品質管理の重要性を加味し、2008年4月24日に国際標準化機構(ISO)による品質マネジメントシステム(Quality Management System:QMS)、ISO9001の認証を取得しました。
ISO9001の優れた点は、各作業者の仕事内容やノウハウなどを文書化することで、会社全体の流れが明確になったこと、PDCAサイクル(計画(plan)・実施(do)・監査(check)・改善(act))を利用して、試行錯誤しながら前進していけることにあります。
今後もISO9001をうまく利用することで、さらなる品質向上につなげていきます。

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